つれづれネタ帳

プロットっぽい何か。

第二夜~第十夜

第二夜~第十夜辺りまで、まとめて掲載。

場面描写的なのはすまないしんでいるwww

 

【第二夜】

 

馬車に揺られながら移動している道中、

アイザックの様子に少し違和感を抱いたミハイルは尋ねた。

 

ミ「…酔ったか?」
ザ「あ…少し? でもこのくらい平気です 」
ミ「フーン…」(少し訝しげ。
ザ「え えっと 眼鏡…だったんですか?」
ミ「…前髪を切るか伊達メガネをかけるかの二択を迫られた」
(アミル「そんな怪しい見た目で組織の一員を名乗られては困る さあ 選んで」)
ザ「な なるほど」

ミ「 着いたはいいが 本当にこんなのどかなとこに魔物が?」
ザ「そのはずです…多分」

ラ「地方の派遣員から知らせがありましてね お二人にはそこに匿われている者を連れ帰って来てもらいたいのです(^^)」

ミ「連れ帰るってそんな簡単でいいのかね?」
ザ「まだ簡単とは限らないですよ!がんばらなきゃ!」
教会前にたどり着き、中へと入る。
簡素な作りだが、綺麗に保たれていた。
ミ「誰もいないな」
ザ「…話し声が」
扉に近付くと中から何か飛び出してくる。
?「んっもーーーーーう!!遅い!!待ってたのよーっ!?」
ザ「えっ!?」
ミハイル、すかさずアイザックを小脇に抱える。
ドテーンッと突っ込んできたその翼の4枚生えた人間は半ベソで叫ぶ。
?「これ早くなんとかしてちょうだい!」
?「ナシュちゃん 羽重いんだよね」
ミ「!?(こ こいつ気配がなかっ」
ザ「て 天使・・・!?」
ナシュ「ちょっとやめて!人間に崇め奉られる視線トラウマ!
って カル あんたね…」
羽にくるまるカルをゴンッと軽く殴る。
カル「いだっ だって お日様とふわふわには勝てないんzZZ」
ナシュ「毛布に使うなー!」
ザ「翼!それに耳が・・・!!」
ミ「なんこれ…仮装パーティー?」
派遣員「ナシュさま!カルさまお待ち下さ っえ!」
ミ「………あー 失礼。 俺たちはビブリオテカの者だが 説明を求めていいか?(嘘気味の笑顔。」
派遣員「!!お待ちしておりました!」


【第三夜】

派遣員「私はこの地域で天使がいるという噂を調査していました。
その結果彼らを見つけ保護した次第です」
ミ「そもそも魔物ってこんなになるのか?」
ナシュ「こんなって何よー!知らないわよ!人間がつけた呼び名なんて!!」
カル「僕たちが人じゃないのは確かだと思うけど」
カルの耳がぴこぴこしてる。
ミ「俺には襲ってくる獣的なイメージのが強いんだが」
派遣員「魔物(なれのはて)は神の力の残滓です
如何様にも様々に顕現します。
特に人型は残っている神力が多く、意思疎通可能で比較的理性的、敵対する意思のないうちは隔離及び保護の対象。そして、今回は数百年ぶりの隔離対象です」
ミ「数百年…!」
派遣員「はい。現在まで他にも人型の目撃例はありますが敵対する意志を持つものはまず捕まりませんし、
隔離出来てもルキウス様ほど長く存命出来ず力を使い果たし消えてしまうので」
ナシュ「もーおっかない話はやめましょうよ〜」
ミ「神の力なら自分らでそれコントロールして隠せないのか?」
ナシュ「無視!?キーッ!出来てたらとっくに楽しくこの世をエンジョイしてるわよー!!」
カル「耳…隠す……ぼわってして気持ち悪い…」
派遣員「彼らは顕現して日も浅いようですから」
ナシュ「そうよー!こちとら生まれたての子鹿ちゃんー!」
ミ「どうやって生まれるんだ?」
カル「お日様の光を浴びてーぐっっっすりねてて 目を覚ましたら体があった!!」
ミ「…なるほどわからん
ザ「あ、あの魔物は人々の心を乱しますし、力を使い果たさせるか隔離する必要がありますよね?
派遣員さんたちは魔物に近づいても
大丈夫なんですか?」
派遣員「はい。星の方々のような能力付随の加護はありませんが、我々派遣員や【剣】の方は、このルキウス様の羽の力で守られ、また輝きが増すことで魔物の大体の距離を把握します。」
ミ「あいつ万能だな…って、ん?俺って今一応は【剣】だよな?貰ってないぞ。まだ正式じゃないからか?」
派遣員「え?ど、どうなんでしょう…」

ナシュ「で?この期待の新人使えるの〜?」
派遣員「ナシュ様!この方は組織のトップですよ!?」
ザ「あ いえ お気になさらず」
ミ「連れて帰るにしてもこれじゃなぁ」
ナシュ「我ながらどうしてこうなのかしら ハァ」
ミ「…セイリオスは魔物の力を抑えるんだよな?出来るか?」
ザ「能力使いなれてませんが、
がんばります!」

ザ「ウーン・・・」
ダウンしているアイザック
ミ「別の手段を考えるべきか
(けど、この課題を寄越したってことは…こいつに能力のコントロールを覚えさせるのが目的か?)」
ナシュ「必死に森の中隠れながらここまで来たのよ!?街中なんて絶対無理!!」
ミ「……耳は頭巾被せるとして
こっちはいっそ切るか羽を毟るか…」
ナシュ「ギャー!!おぞましいこと
言うんじゃありません!!」
ザ「ま まだやれます も もう一度…!」
ミ「滞在期間はまだある
疲れを取ってからでも」
ザ「ぼ 僕だって役に立ちたいです!!」
ミ「? 張り切ってるな
じゃあ まぁ がんばれ」
ミハイルが、能力を使うアイザックにポンと触れる。無意識のうちに一瞬だけミハイルの能力が発動。
ザ(…あれ?なんだかコツを掴めたかも?)
すると、ナシュと近くにいたカルまで影響を得て、羽と耳がフッと消えた。
ミ「おお」
派遣員「わあ!」
ナシュ「体が軽い!元気みなぎるー!!」
カル「ないのに聞こえる〜!?」
派遣員「外側に浪費してた分が内側に入ったんですね」
ミ「おつかれ」
ザ「!はい!」


【第四夜】

試練に挑んだ2人。
案外あっさり初任務達成した後、
馬車に乗って帰ろうとする。
ザ「なんとか終わってよかった…(ほっ」
ミ「これで認められるといいんだけどな」
ザ「はい…あっ」
ミハイルの見ていない隙に、アイザックは馬の前にいるリスの元に駆け寄る
ザ「わぁ…この地方のリスでしょうか?
僕、初めて見ました」
その時ミハイルに向けて振り返ったアイザックの動きに驚きリスが馬の足にぶつかる。リスに驚いて馬が飛び上がる。

ミ「っ…!!」

ミハイルがアイザックを身を呈して庇う。
呆然としているアイザック

「え…?」

頭から流血しながらミハイルが言う。
「っ……無事か…?」
(無事で・・・よかっ・・た・・)
血を見て血溜まりの両親の腕の中を思い出すザック。
ナ「!?何!!どうしたのよ!?」
カ「い 痛そう〜っ」
突如アイザックがパニックになり絶叫する。
ザック「…!!………(青ざめ震え出す)僕が…………僕のせいだ、………死なせた……僕が!僕のせいで死んだ…
僕がころした……!!!!!」
驚くミハイルや魔物の2人。
ミハイル「!?お、おい…っ
落ち着けッ!!
(ミハイル、ザックの手を掴み自分の心臓に当てさせる。)
俺は 生きてる!!」
大泣きのザックがハッと目を見開き
ミハイルを見て我に返るザック。
ザ「………ミハイル、さん……


【第五夜】

ザ「………ミハイル、さん……
…僕は…………?(血を見返して)
ああ……そう、か……すみ、ませ……
(震える手をわすがに隠しながら無理矢理笑う)
っ…………(言葉に詰まる放心状態のザック」
ミハイル「……なあ 誰か縛るもん持ってない?(ボタボタ落ちる血」
ナ「やだもー!カル!周辺見張ってて!!」
カ「*ゝω・)任せて〜」
馬車の中に乗り込んだナシュとミハイル。
ナ「なにやってんのよまったくもう!少し切れただけね 中身は無事そう」
ミ「ッ 中身言うな」
ナ「このくらいならなんとかしてあげる!まっかせて!(ウインク」
ミ「不安しかないんだが…」
ナ「なによー!!」
カルが放心状態のザックの頭をなでる
ザ「あっ え?」
カ「大丈夫だよあーくん ナシュちゃんは得意だよ」
しばらくしてナシュが馬車から降りてきた。
ナ「はい!もういいわよ
(ポンとアイザックの肩を叩くナシュ)
後ろに乗ってるからちゃんと見張っててねっ
馭者さん 出発してちょうだい」
ゆっくりと馬事に乗り込むアイザック
ザック「ミ…ミハイルさ…(震える手と唇)
ミハイル「で?何をそんなに恐れてる」
ザック「!!
……人が…傷ついたら心配するでしょう?
………僕は、与える側であって…
…与えられるべき立場ではないから」
ミハイル「……俺は"何を恐れてるのか"と聞いたんだ
それに
"与えられる"方を 決めるのは お前じゃないだろ」
ザック「……恐れてなんて
…僕は…(揺らぐ瞳)………
……赦されない。
僕は……
無理だと、言われたのに…
どうしてもと…自分を優先して……
死なせた………両親を 」
白い手袋が真っ赤に染まっていく。(イメージ


【第六夜】(二話分に分ける可能性有⚠︎⚠︎⚠︎

アイザックの回想。

あの頃の僕は、素直で活発などこにでもいる普通の子供だった。
毎年、遠くの街のお祭りを知ってから、ずっとそのお祭りに行きたくて、その年は無理を言って連れて行ってもらった。
初めてのお祭りは、キラキラしてて賑やかで、知らないものがたくさんあって、
とてもとても楽しかった。
でも、その帰り道、
突然の雷雨、悪天候での事故。
事故直後、両親に守られたであろう状況と、それゆえ失った両手に焼き付いた血染めの光景を今も克明に覚えている。
その時から、幸か不幸か、セイリオスの「記録」の能力に目覚めた。
もっとも 歴代の中でもこの"覚醒した能力"は稀な出現らしく、幼くして目覚めたのは僕ぐらいだという。
だけど、僕はそれ以来、
この光景を忘れることが出来なくなった。
何度も蘇る鮮明なビジョン。
発狂を通り越して心が死んでいった。
僕は毎日必死に「平静」を装い保っていた。
事故のときのケガは、左肩から背中にかけて。
今でも真夜中の雷雨は苦手。
ある雷雨の夜、それがトリガーになってパニックを起こしていた僕をルクスさんが支えてくれた。翌日、少しでも気休めになればと手袋もらった。
それから少しずつ発作は落ち着いたけど、でも「記録」が、"贖罪"を。と告げているような気がして自分のために生きることを諦めてた。
だって、これは僕の罪なんだから。


【第七夜】

ザ「僕は、僕のために生きるのは赦されない…僕のせいで…
…誰かが傷つくのは……
…どうして僕は、
………あの時、貴方を、
巻き込んだのに、
……嬉しかったのか……
こんな目に、遭うのに、また、
僕は僕を優先した……っ!」
ミハイル「…フーー…
それで?
もし両親が生きてたらお前を許さないとでも言うのか?
死際に呪ってやるとでも言われたか?
けどな、彼らはお前の望みを叶えるために行動していたはずだ。
決めて動いたのは彼らだ。
…気付かないか?
願っていたんだ
君の笑顔(こうふく)を。
肯定されてんだよ
今も昔も変わらず ずっとな」
ザ「!!」
ミ「それに少なくとも今の俺は、
結果がどうあろうと、俺の納得した選択だ。誰にも譲らない。謝らせない。
言っただろ
俺はアイザックの味方だ」
(一筋の涙がザックの頬をつたう)
ザック「………
……笑って、た……
そうだ…僕を、抱きしめて……僕は、思い出しちゃいけないって……僕は、自分で自分を、断罪したんだ…
………赦してくれますか…?
僕が、僕を生きることを。
貴方を、巻き込むことを。
………笑うことを」
ミハイル「過去を受け入れる為の
枷はもう必要ないな?


【第八夜】

ミハイル「言っとくが俺は巻き込まれたつもりはない。俺の意志で納得した選択だ。
譲らないぞ。
でもまあ それ以外は肯定するさ
アイザック
生きて己が意志を成し遂げろ」
ザック「(目を丸くしたあと)
………ありがとう、ございます…!
(とびきり笑顔
ミハイル「フッ 仮にも組んだんだ。
見守ってやるさ(頭をわしわし」
ザック「わっ!///ですから!僕はもう子供では…!!」
ミハイル「なんだよ 永遠の17歳だろ〜?」
ザック「成長止まってるだけで一応21歳ですから!永遠じゃない!」
ミハイル「そうだな その為にも俺がいるな」
ザック「では、貴方の目的の為に僕もいる。ですよね!よろしくお願いします!相棒さん!」
ミハイル「 はいはい よろしく」
ザック「相棒は、お互いに助け合うものでしょ?僕もなんとかしてあげます!ミハイルさん!」
ミハイル「おーおー。さすがはてっぺんの星 頼りになるねえ〜」
ザック「あっ!!全く頼りにしてないでしょう!!絶対からかってる!!
ミハイル「ま これからに期待だなー」
ザック「……貴方でよかった(ミハイルさんに聞こえるか否かくらいの声で
ミハイル「ん?」
ザック「いえ!頑張りましょう!
ミハイル「ああ」
ザック「……(貴方がどうか、幸せに笑えますように)


【第九夜】

(ミハイル 拳を差し出す)
ザック「………?」
ミハイル「拳を突き合わせるんだよ
ホラ 覚悟の共有だ
それと祝!初任務達成!!」
ザック「……っ!」
(めっちゃ嬉しい顔を押さえ込もうと必死
ザック「……うんッ!!!
アッ…!すみません、思わず…」
ミハイル「? なにが?」
ザック「いえ、その…言葉が乱れました…(真っ赤で照れとバツ悪い気恥ずかしさ」
ミハイル「?好きに話せばいいだろ」
ザック「す、すみませ…
(チラッとミハイルさんを上目遣いで見るザック)
わっ、分かりましたミハイルさん」
ミハイル「へえ?それがザックの楽な話し方なんだな?」
ザック「………そっ…!
………さっきから!なんなのもう!!!ズルいよ!聞き方が!!」
ミハイル「え 逆ギレ?」
ザック「怒ってないし!ないですし!?至って冷静だよ!」
ミハイル「ハイ ソウデスネー」
ザック「ああ!!またそうやって!」
ミハイル「ふっははっ まあ
そっちの方がザックんらしくていいんじゃないの?」
ザック「ッ!!/// っでもだって…
その、…いやじゃないの?」
ミハイル「なにが?
適当に互いに折り合いつけてけばいいだろ?」
ザック「……じゃあ ミハイル
…名前だけ敬称って変だし……
って!ゴメン!!…あの
(我に返る)
……呼び捨て合う友人いたことなくて…その…」
ミハイル「いいよ」
ザック「…え?…いいんだ…(ポカン顔から徐々に込み上げる嬉しさ」
ミハイル「いいだろ」
ザック「わかった ミハイル!!
(眩しい笑顔
ミハイル「呼び方1つで…
若いねぇ〜 眩しいわぁ」
ザック「ミハイル 若くないの?(直球」
ミハイル「そうそう もうおじいちゃんだから」
ザック「またッ!!すぐはぐらかすー!!!
ミハイル「ハッハ」
ザック「もう!ミハイル聞いてる!?」
ミハイル「聞いてますけどー?」
ザック「ちょっとまじめに!ミハイル!!」

ナシュ「なにあれー。俺もバディズ組みたーい」
カル「僕は?」
ナシュ「あんたはマスコットみたいじゃない って!耳!隠しなさいよ!!」
カル「おわ〜」

 

【第十夜】(ただ今工事中⚠︎⚠︎⚠︎

1. ミハイル&アイザック 無事にバディとして認められる。(ナシュ&カルも本部入り。
2. 家を借りる。そこでアイザックはミハイルが記憶喪失であることを知る。
2. 気を取り直したアイザックが窓を開けるもそこは壁(しかし横を見れば街が見渡せる)アイザックが海を見た事がないというとミハイルはならいつか連れて行ってやると約束する。