つれづれネタ帳

プロットっぽい何か。

第一夜 ep1-2

セイリオスの執務室にて、アイザックラブレーは説く。

 

ラブレー「貴方には貴方にしか出来ない宿命がある 必ずや貴方を救います。ですからそれまでどうかお待ち下さい セイリオス様」


アイザック「……はい」

外の枯れ枝を眺めるアイザックは思う。


(自分は恐らくこのまま朽ちていくんだろう…)

本部の自室で5年前のその記憶を思い、多くを悟り諦め、空を眺める。

ザ「あれから5年か…」

 


会議までの時間を潰す。

そわそわしているヨハネス。

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(まだ、始まらないのかなー)


ヨハネス「あの〜所属して日が浅いんでわからないんですけど、セイリオスって何が出来るんです?」

 

アミル「…我々、21の座席と称号を持つ者がそうである様に、セイリオスも同じ能力を持つ継承者だけが頂点に座る事が出来る。」

 

ヨハネス「うん。」

 

アミル「セイリオスの能力は、

人間の中の"神エオンソピアの心"に共鳴して力を引き出し強運を齎すこと、

またその力を逆に使うことで魔物の動きを抑制することだ。

自身に強運は齎せないらしいがね。」

 

ヨハネス「…まさか稀に出る魔物を追っ払うしか出来ずに、普段は俺らが幽霊ばっか相手にしてるのって頂点が不在だったから?」

 

アミル「その通り。」

 

ヨハネス「はー… あの、強運って??」

 

アミル「突然大金が舞い込んだり 個人にとって都合のいいことが起こる。

我々には継承者のその力を悪用されぬよう守る義務もあるのさ」

 

ヨハネス「うらやましい〜!けどそれ組織内で利用しないと言い切れます?」

 

アミル「言い切れない。だから組織には監視や尋問の座が常にいるんだろう。あとはあのロバ。」

 

ヨハネス「へ?ルキウスさん?」

 

アミル「彼は羽の生えた金のロバだが、あれでいて神の力が多く残り堕落しなかった魔物。

他にもあの手の魔物が時々出るが皆核を使い果たし消滅したらしい。

だが、ルキウスは組織の始まりからいる上に、人の本質を見抜く。」

 

ヨハネス「本質?」

 

ルキウス「「考えてる事はお見通し」ということですよ。」

 

ヨハネス「わっ!?」

 

ルキウス「君のライオンですよね なんとかしてください」

 

ヨハネス「ヨッヨルダン!!それは獲物じゃないから!!」



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