つれづれネタ帳

プロットっぽい何か。

第一夜 ep1-1

第一夜 ep1-1

 

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ここはビブリオテカ、その幹部が集う嚮導(きょうどう)の間。

 

ラブレー「結論から先に申しましょう。此度の件、解決法が見つかるまで、セイリオスの継承者、アイザック・セイ・ハーシェルはナヴィガトリア教会と本部以外への外出禁止。絶対安静とします。
また、結界損壊など我々の過失も鑑み、ルクスくんは厳重注意と致します。」

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メラム「異議あり!!
継承者の処遇については理解しましたが、ルクス氏は継承者を危険に晒した上 幽霊(ゴースト)に魂を奪われるなど!言語道断!!それを厳重注意とは!重罪にすべきだ!!」

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ミモザ「だが、高密度結界を破られた我々の認識の甘さは?ルクスのみに責任を押し付けてやしないか?」

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クラリア「失礼。その前にその方は本当に名を継がれる存在なのですか?匿っていたと突然言われても…」

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アミル「そうだ。知らされていなかった者の立場はどうなる。」

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リチャード「贋作でもいいさ、たかだか数十年の空席如きで騒ぐ教会の連中をいい加減黙らせることが出来る。」

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アミル「そういうわけにはいかん。我々は称号と立場に誇りを持つ。偽物に傅くなど。」

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ルキウス「そこは僕が保証する。
彼は本物だし、結界を破壊したのは恐らく…魔物(なれのはて)だ。」

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ダゴン「!?魔物が!?我々を狙った!?」

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ルキウス「違うね。魔物が欲するは人間の心(なかみ)だけ。群れないしこの組織も眼中にない。
魔物は通り過ぎた際に結界を破壊した、そこへ魂を奪った幽霊(ゴースト)が侵入したと見るべきだろう。」

 

メラム「し、しかし…!」

 

ラブレー「その辺でいいですかな?
…まず 匿うことは私が決めました。
彼はまだ幼く親を事故で亡くしたばかりか覚醒した能力も不安定だった為、体や心の成長を含め、彼を見つけた者であり「見出し導く者」の称号を持つアクルクスつまり、ルクス君に一任したのです。」

 

アミル「彼が見つけたのか」

 

クラリア「ならばやはり本物…」

 


ルキウス「継承者の回復には彼の魂をもつ幽霊(ゴースト)を探し出し取り戻さねばならない。」

 

 

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